スプレッダーの設定を正しく行うことは、作物が必要なすべての栄養素を吸収できるように肥料を効果的に散布するために重要となるプロセスの一つです。 機械散布で正確に施肥することで無駄を減らす3つの習慣となります。
1.倒伏を防ぐ
窒素は収量を左右する主要要素の1つであり、作物の成長を助けます。 しかし注意が必要です。散布が均一でないと圃場の一部では窒素量が多すぎ、他の部分では窒素量が少なすぎるという結果になります。 窒素過剰となると徒長してひょろ長い茎を作る原因となり、成熟しても茎が弱すぎて持ちこたえられないということも起こります。この現象は倒伏と呼ばれ、倒伏が起こると成熟に影響する他に収穫が難しくなるため収量の減少につながります。
2.タンパク質レベルの不均一を減らす
圃場の中で生育にムラが出たり倒伏したりするのは不正確な施肥による結果であり、簡単に発見することができます。 しかし不正確な施肥がもたらす影響は他にもあり、それらは収穫後まで明らかになりません。 避けたいのは作物のタンパク質レベル(含有量)が不均一になることです。 タンパク質のレベルが不均一だと一等品の比率を低下させ、結局のところは収量(収入)も減らしてしまうことにつながります。
3.肥料の無駄使いを減らす
肥料を間違った場所に間違ったタイミングで散布することは、肥料を無駄にしていることと同じで無駄な費用が発生していることになります。また収量の低下、成熟のバラつき、収穫の遅れ、倒伏リスクの増加、タンパク質含有量の不均一など、収量に関わるリスクをもたらします。 正確な散布を行うために費やした時間は、栽培管理で最も貴重な時間になる可能性があります。
動画一覧
Born to be a farmer.
農家になる為に生まれてきた。
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スプレッダーを最大限に活用
Fertiliser spreading
肥料のスプレッダー散布
Choosing the right fertiliser
正しい肥料の選択
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スプレッダーの点検
スプレッダーサプライヤー
エム・エス・ケー農業機械株式会社
https://www.mskfm.co.jp/products/fertilizerspreader/
井関農機
https://www.iseki.co.jp/products/hatasaku/hata-01/
ヰセキ北海道(PDF)
http://www.iseki-hokkaido.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/amazone03_zav.pdf
株式会社 ビコンジャパン:
http://www.viconjapan.com/category/widespreader/
株式会社高橋農機
http://takahashi-nouki.com/
国際農機株式会社 SULKY
http://kokusainohki.com/newpage13.html
本記事は、Yara英国法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。
Yara International ~世界最大の老舗肥料メーカー~
Yara Internationalは、ノルウェーに本社を置く世界最大の老舗肥料メーカー。
しかし、ただ肥料を供給しているだけではありません。世界人口の増加や 異常気象・地球温暖化といった問題により生産環境・食料事情が厳しくなる中で、「環境に優しい農業」をどうやって実現するのか?という課題に取り組んでいる「環境企業」でもあります。
また、Knowledge Grows というスローガンのもと、100年を超える長い歴史を通じ、世界各国の農業者にアグロノミー(農業科学)の最先端の情報を惜しみなく提供してきました。肥料メーカーでありながら、その本質は情報提供者であり地球環境を真剣に考える教育者・啓蒙者でもあります。