Yaraの新たな挑戦に向けたキャンペーンを展開する際、地球という惑星には26秒毎に発する脈動(pulse)があるという神秘的な科学的事実にインスピレーションを得ました。
「Yaraにとってこの脈動とは地球の心臓の鼓動であり、地球上の生命の息吹を伝えるシンボルです。それは人類と地球とのつながりと、自然を保護するという私たちの共通の義務を思い出させてくれます。それは私たちの挑戦の象徴となっています。」とYaraのチーフブランドマネジメントであるジュリアナ・ザビエル女史は言います。
現在の食糧生産・供給システムは何十億人もの人々に食物を供給していますが、地球に過度のストレスを与えています。 農業は温室効果ガス排出量の約 25%、淡水の使用量の70% を占めています。 それは生物多様性の損失と土壌からの栄養分の流出を引き起こします。 同時に生産された食物の3分の1 が廃棄されています。 Yaraの新たな挑戦は食糧生産・供給システムを変革しなければならないという緊急の課題と連動しています。
気候変動・異常気象・枯渇した土壌は、農業と食糧安全保障を脅かしています。 国連によると世界中ですでに8億人以上が飢えに苦しんでいます。
地球に優しい食糧生産の未来のための新しいビジネスアプローチ
Yaraは自社のビジネスモデルを変革して気候と自然環境のニーズを統合することで、これらの課題に対処しようとしています。 Yaraが現在取り組んでいる野心的な取組の一つとして「地球に優しい食糧生産の未来を創造する」があります。これはYaraが今後進むべき戦略的課題のテーマとなっています。
Yaraの戦略的取組には、食糧生産やその他のエネルギー集約型産業の脱炭素化を図るためのクリーンなアンモニアとグリーン肥料の開発が含まれます。その他にも以下の課題があります。
- 栄養素の利用効率を最大化するための科学技術への投資
- 再生可能農業を業界全体で採用されることを推進する
- 先駆的なデータ共有とフィールド データ収集
- 排出量削減のための科学に基づく目標の確立
「Yaraには地球規模で食糧システムを変えるためにプラスの影響を与えることができ、行動する責任があります。私たち皆が栄養価の高い食糧を生産して分配し、土壌を回復し、CO2排出量を削減しながら地球から頂くよりも多くの量を地球に還元する。 それが“地球に優しい-nature-positive-”という意味です」とジュリアナ・ザビエル女史は語ります。.
Yaraは1世紀以上(生産者レベルでは何世代にもわたって)生産者と協力して進化を続けながら、解決方法を開発し、世界から飢えをなくすための農業知識を蓄積・共有してきました。
「Yaraは世界中の2,000 万人を超える生産者と協力関係にあります。私たちは知識を共有し、より良くより持続可能な農業のためのソリューションを提供しています。私たちは文字通り毎日土に手を触れています。 地球が地表の下で絶え間なく脈動を続けているという事実を知ったとき、それは私たちが目指すべき課題の美しいテーマであることがわかりました」と ジュリアナ・ザビエル女史は語ります。
地球は26秒ごとに脈動しているという科学的事実
26 秒ごとに地球が発する脈動が世界中の地震観測所で確認されています。
オスロ大学の地球科学科の准教授であるラース・エイヴィンド・オーグランド氏は、脈動は地球の地殻における定期的な微動によって起こっていると説明しています。
「脈動は地球から定期的に、明確かつ正確に送られる数少ない信号の1 つです。脈動を生み出す要因が何であるかは不明ですが、海が作り出す波・火山・海底下の堆積層の亀裂に海水が出入りすることによって生じる水圧の上昇と解放などさまざまな説明が考えられます。」とオーグランド氏は説明します。
「これらの脈動が定期的に発生し何十年も途絶えることなく続いていることは驚くべきことです」と彼は指摘します。
地球の脈動は地域から世界全体へと繋がっています
地球の脈動は西アフリカ・北米およびヨーロッパで最も顕著に確認出来ますが、それ以外の地域でも世界中の地震計で脈動として観測されています。
「局所的な現象が地球規模で感じられることは感動的であり、目を見張るものがあります。地球の脈動は私たちを世界全体と、またそこに住む一人一人の人間を互いに結びつけています」とジュリアナ・ザビエルは言います。
「Yaraだけで私たちの想いを達成することは不可能です。地球の心臓の鼓動がYaraの全世界の従業員・世界中の生産者・食品会社・政府など、より良い食の未来を作るために参加・活動したいと考えているすべての人にインスピレーションを与えることを願っています。地球の心臓の一つ一つの鼓動が地球に優しい食の未来を育むために緊急に協力しなければならないことを我々に思い出させてくれている」と彼女は続けます。
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